当NPO法人さくらねうねうは限りなく生まれて、悲惨に死んでいく野良猫(外猫と称しています)を少しでも減らしていくために、捕獲して避妊手術を施して元の生活場所に戻すTNR活動を南阿蘇地域中心に各所で、賛同者の温かい寄付を財源として無料で実施しています。どうぞ皆様のご協力、また参加をお願いします。
平成29年 南阿蘇村保護支援プロジェクト企画書
【目的)
南阿蘇村の猫たちの多方面の支援。 その為の資金とシステム作りを目的とする賛同者をつのる。 資金は発足時 200万円、 以降毎年100万円とする。
【活動の流れ】
①このTNR活動を進めていくために、猫の捕獲と移動の担当を確保する
②猫の手術と治療の担当、我々にとってコストに合った病院と契約する
③術後の見かねる猫の一時預かり(回復までの保護施設)場所を確保する
④子猫の場合の一時的なレスキュー施設、基本的には子猫は対象でない
①~④の各担当グループを作り作動させる
【最終目的】
上記のシステムの作動によって手術を受けた猫は十分な食事を、 与えても増える心配がないこと、又、手術を受けた猫は性格が穏やかなため、人にとって危険が極度に少なくなる。
更に十分な食事を与えることで免疫力が上昇し、ダニやノミに感染する危険が少なくなりこの事は先日の新聞にもあったように人が猫のダニのため害を受けるということの心配も少なくなる。
道の駅等で多くの人が猫のたちと自由に触れ合うことが出来ればこれは又、一つ、素晴らしい人と猫の出合いが出来ると考えています。
南阿蘇村にはたくさんの猫がいますので車をゆっくり走らせて下さい。又、 この地に新しい力を作ってくれるかもしれないと思っています。
【企画プロジェクト呼びかけ人】
内村幸太郎:株式会社福徳開発社長
小島徹志:元熊本青年会議所理事長
小山秀臣:熊本大学大学院地学研究所から南阿蘇村での農業へ転職
山本哲郎:熊本大学医学部分子病理学教授退職後、南阿蘇村農業
伊藤信郎:南阿蘇村役場職員退職後、農業。山本さんの農業の先生
湯田真喜雄:熊本市西保健所所長退職後、獸医師として能本市動物愛護センター勤務
徳田竜之介:竜之介動物病院院長。会の猫の手術、治療を担当
藤好建史:藤好クリニック院長。熊本大学医学部同窓会熊本市支部会長。熊本市中央区健康守るボランティア医師の会代表
藤好譲:元シティネット専務
坂田信治:上熊本日産自動車社長
那須良介:元荒尾商工会会頭
佐藤武博:元山一観光会長
西村良児
小山雄信:國友食品社長
木水要司
設立趣旨書
1 趣旨
事の始まりは7年前になります。
私どもの藤好クリニック(通称: 唐人町)の近くには古い寺が多く、ここに多くの猫が住み着き、子猫が生まれ、 この子猫たちが死んでいく様は目に余るものがあり、 私どもの藤好クリニック職員の提案もあり、これらの猫たちの保護活動を開始しました。
私もこの保護活動に多いに参同しクリニックの2階を保護した猫たちの住み家として来ましたが、7年がたち引き取られることのない猫たちが増え、 猫のストレスが目に見えてきたために、広いスペースを探し、 猫のストレスを少しでも解放してやろうと移転先を探し始めました。
なかなか見つからなかった所、 偶然声を掛けてお願いしていた山本哲郎先生が南阿蘇村の役場が仲介する空き家バンク制度の中に物件があることを探してくれました。
山本先生の南阿蘇の農業の指導教官でもある元役場職員の伊藤信郎さんがかかわってもらえるようになり、 話がスムーズに進み南阿蘇に築12年の立派な家と 160坪の土地が手に入りました。
この地を猫たちのシェルターにするため、 工事を進め、 家外にもデッキを作り長陽村の大工、原園さんの提案でアニマルネットを張り、 屋根をつけて猫たちが自由に外の空気を摂るような施設が出来上がりました。 (河陰猫シェルターと名前をつけました)
このことから南阿蘇村地域に接触することになり、南阿蘇村の現状を知ることになりました。
外猫たちの保護を目的として、 具体的には飼い主のいない外猫を見つけた方から通報してもらうとその猫を保護し、 不妊手術、 又は去勢手術を施してもとの場所に返すTNR活動 (Trap、Neuter、 Return)を、 実践推奨されてきた熊本市の竜之介動物病院の徳田先生のご協力で 始めました。
上記のシステムの作動によって手術を受けた外猫は十分な食事を、与えても増える心配がないこと、又、手術を受けた外猫は性格が穏やかなため、 人にとって危険が極度に少なくなります。
南阿蘇村地域から始めていますが、この阿蘇地域の活動にとどめることなく、 他地域へも広げていかなければならないと考えています。
今回、法人として申請するに至ったのは、 個人グループとして実践してきた活動を南阿蘇地域に定着させ、 継続的に推進していくことと、 他地域へ活動を広げていくために他地域の行政や関連団体との連携を深めていくために、 社会的にも認められた公的な組織にしていくことが最良の策であると考えたからです。
また、当活動が営利目的ではなく、 多くの賛同する方々に参加していただくために、 特定非営利活動法人格を取得するのが最適であると考えました。
人々の善意の餌やり、 生ゴミの放置などで栄養状態が良くなった外猫は、 出産を繰り返し、どんどん増えます。その猫たちの先には最も残酷な殺処分が待っています。
法人化することによって、 組織としての安定したTNR活動を実践し、 広げることが出来ます。
結果として、 野良猫と呼ばれるような外猫ではなく、 地域猫として人々は安心して餌を与えることが出来るようになり、 外猫の野放図な増加を防ぐことが出来ると考えています。
2 NPO法人申請に至るまでの経過
平成22年4月:熊本市中央区古川町25番地1 藤好クリニック2階を住み家として周辺の猫の保護開始
平成29年3月:南阿蘇村 保護猫の一時保護場所の猫シエルター取得 土地160坪 建物20坪
平成29年9月:猫シェルター周辺の外猫の保護開始
平成29年11月30日:法人名「NPO法人南阿蘇保護猫支援プロジェクト」(現NPO法人さくらねうねう)の申請
平成30年(2018年)2月1日NPO法人設立完了