(右カットはオス、左カットはメス)

もう会った?さくらねこ

「さくらねこ」というのは耳先を桜の花びらの形にカットした猫のことです。
「さくら耳」は不妊手術済のしるしです。

猫や鳥など身近な生きものの命を尊重できるかどうかは、人間社会の優しさのバロメーター。 年間約4万頭といわれる日本の猫の殺処分数は、子どもの心への影響も大きい社会問題です。 実際に保健所に持ち込まれる所有者不明猫の74%が離乳前の子猫という事実から、 殺処分ゼロを実現するには猫ボランティアさん(猫にえさをあげ、お世話している人)たちに協力してもらって、捕獲器で捕まえ、 協力獣医さんに不妊去勢手術をしてもらって、元の場所に戻すのが一番だと言われています。
子猫を産まなければ殖えることもなく殺処分する必要もありません。
また手術をした猫は夜中のさかり声やおしっこの臭いもずいぶん少なくなり苦情も減ります。
同じ猫が何度も捕獲されないよう、麻酔中に獣医さんが耳先をさくらの花びらの形に少し切ります。
その耳を「さくら耳」 と言い、さくら耳の猫を「さくらねこ」といいます。
さくら耳は、 命の尊重と「この猫のうしろには世話をする優しい人がいる」というしるしです。
地域の中で生きていくさくらねこのさくら耳は、厳しい現実社会に、人の心の温かさを灯しています。

会いにきて!さくらねこ

せっかく自由に生きているノラ猫を捕まえて、 手術して耳まで切っちゃうなんて残酷な、 という人もいます。
でももっと残酷な殺処分という現実が猫たちには迫っているのです。
手間とお金を出してでも、猫たちに生きてほしいと思う人たちの心の現れ、「さくら耳のさくらねこ」。
この思いが世の中で見えるようになることで、じっさいに殺処分される猫が減っています。


私たちは、保健所など、 行政による犬や猫の殺処分ゼロをめざし、不幸な命を減らすために、毎年数千匹のさくらねこ無料不妊手術を行っています。
しかし、殺処分ゼロを一日も早く実現するには、 まだまだカ不足です。
殺処分ゼロを実現するため、あなたのご支援が必要です。
ご寄付で私たちの活動を支援してください。